2017年にいわて森林インストラクター会として主催・協力などをおこなったイベントは下記の通りです。
なお、それ以外の活動についてはブログをご覧下さい。
◆安全管理研修会の開催
日時:2017年10月28日(土) 9:30~16:00
会場:岩手県立御所湖広域公園町場地区園地
〒020-0572 岩手郡雫石町西安庭25地割40-2 TEL/019-692-6011
講師:塚原俊也氏(くりこま自然学校)
内容:午前中座学 午後現地研修
参加者:22名
共催:環境学習交流センター
岩手県立御所湖広域公園(指定管理者KOIWAI)
いわて森林インストラクター会
この研修会の一部はいわての森林づくり県民税を活用しています。
午前中は町場地区園地のセンターハウスで座学をおこないました。
深澤紅子さんの描く花たちが見守る部屋で、まずはじゃんけんによる参加者の調査です。
対象は子ども達ですか?高・大学生ですか?中高年など大人ですか?
フィールドは川ですか?海ですか?森ですか?
等々・・・・。
概要を教わった後は2つの団体の安全管理マニュアルをモデルに、良いと思うところ、疑問に感じたところなどをグループ殊に話し合い、全体でも共有しました。
午後は弥矢櫃水辺公園に移動し、現地研修です。
紅葉が見守っています。
すぐ近くを川が流れていて、最高のロケーションでした。
まず、意識があるか、呼吸しているか、大出血していないかを調べます。また、定期的に脈拍をとることも必要です。脈拍はいろいろなところでとることができるので、覚えておきましょう。
出血は両手を首筋、脇の下、足の付け根などに入れて確認してください。近頃の服は防水機能がすぐれているため、見ただけではわかりにくいのです。
その際専用の手袋を装着します。
血液などが付くと感染する恐れがあるためです。内側に巻き込んで取り外します。
これは回復体位です。
最も楽で、かつおう吐などにも対応します。
その後、全員で倒れている人を回復体位にする練習をしました。
続いてグループごとに実際の場面を想定した実習を行いました。
まずは傷病者役の人を決めて作戦会議です。
1回目はハチに刺された人への対応でした。
頭でわかっているつもりでも、いざとなるとどうしてよいかわかりません。意識を失った、という想定に気づかなかったグループもありました。
その後エピペンについて学びました。
2回目は熱中症にかかった場面での対応でした。
日陰に連れて行く、風を送る、脇の下や首を冷やすなど。
研修を毎年受けている参加者はさすがに対応が的確で、訓練の必要性を痛感しました。
最後に町場に戻っていざというときの対応についてDVDを見た後、質疑応答を行いました。保険に関すること、責任の所在など実際に活動を行っている人ならではの質問がたくさん出ました。
アンケートの回答を一部ご紹介します。
・実際に動いて体験したことにより今後そのような場に遭遇した場合の対処を練習することができました。ただしけがや病気など多種多様であり、まだまだ学ばなければならない事例がたくさんあると感じました。救急車を呼ぶタイミング、使用する器具など具体的に教えていただき良かったと思います。
・救急関係は使う頻度は少ないけれども重要なことなので何回も講習を受けて、実際に慌てずスムーズに対応出来るようにしたいです。
・具体的な話を伺うことができて大変参考になりました。職場では野外活動時の危機管理マニュアルを作成していなかったので来年度までに作っておこうと思います。
アレルギー、アナフィラキシーの実際の話など初めて聞く話が多く勉強になりました。
アンケート結果詳細は↓をダウンロードしてご覧ください。
◆草あそび 花あそび 研修会の開催
昨年行った「つくろう草玩具」の研修に引き続き、今年も佐藤先生に「草あそび 花あそび」を教わりました。
日時:7月9日(日)10:00~12:00
場所:滝沢森林公園
主催:いわて森林インストラクター会
岩手県滝沢森林公園 指定管理者KOIWAI
当日の様子はこちら↓から。
開会のご挨拶。オオムラサキが周りを飛び回っています。
先生から「子どもから習うこと。」「物を丁寧にみると気づかなかったことが見えてくる。」というお話がありました。
シュウカイドウの葉っぱをバリバリ食べ始めた先生にびっくり!
でもみんな負けずにバリバリ。
ちょっと酸っぱい不思議な味でした。
小さい子たちがメダカの池に入っていたヨシの葉っぱで遊び始めました。
ウグイスカグラの実が赤くなっていました。
これは美味しい!でも毛のあるヤマウグイスカグラには毒があるから気を付けて。
ミズキの木を見つけました。
葉っぱを採って、葉柄に少しずつ切り目を入れると
最後に草笛の演奏を聴かせていただきました。
風の流れを感じる穏やかで澄み渡る音色に大人も子供もうっとりと耳を傾けていました。