日々の活動などについてはブログ「い・わ・て・も・り」をご覧ください。

当会主催の研修会などについては右側メニューの活動記録に年度ごとに掲載しています。

◆小鹿めぐりの実施

2022年度小鹿めぐり事業にはいわて森林づくり県民税を活用しています。

観察会は計5回、そのほか毎回事前の下見、2回の整備活動をおこないました。

下の表で「その他の参加者」とは学生スタッフと他団体からの応援スタッフです。

  第1回 第2回 第3回 第4回 第5回
  日時

2022/5/15(日)

10:00~12:00

2022/7/3(日)

10:00~12:00

2022/9/4(日)

10:00~12:00

2022/11/6(日)

10:00~15:30

2023/2/12(日)

10:00~12:15

参加者(計) 55名 47名 40名 63名 38名
(一般) 43名 32名 26名 51名 25名
(会員) 5名 6名 8名 5名 7名
(その他) 7名 9名 6名 7名 6名
 概要 澤口たまみさんをお招きした観察会 伊達功さんをお招きした虫の観察会。 高橋久佑さんをお招きしたキノコの観察会 コナラ林の観察や草花遊び。焼き芋・焼きリンゴ。午後はツリークライミング メープルウォーター試飲、動物の足跡と虫の越冬卵探し。
  第1回下見 第2回下見 第3回下見 第4回下見 第5回下見 第1回整備 第2回整備
日時

5月7日

9:00~12:00

6月25日

9:00~12:00

8月27日

9:00~12:00

10月29日

9:00~12:00

2月9日

9:00~12:00

8月6日

6:00~8:30

10月22日

9:00~14:00

参加者数 26名 15名 12名 8名 12名 8名 12名

詳しい活動内容はブログをご参照ください。

◆2022年度総会と研修会の開催について

開催日:2022年5月28日

開催場所:岩手大学農学部総合教育棟7番教室

日程:10:00~12:00 植物園内で観察会

     参加者14名

   13:00~15:00 

講演会「北上山地山村の暮らし」

講師:岡恵介先生(東北学芸大学教授)

参加者20名(内一般4名)

   15:15~16:30 総会

参加者17名

 

 

午前中の研修会の様子
午前中の研修会の様子

午後の講演会には一般の方の参加もありました。

学生さんに感想を伺いました。

私は地元が関東で、山村とはほとんど無縁の生活を送っていたため、今回岡先生の貴重な体験談を聞くことができて、大変勉強になりました。

山村で自給的生業や換金的生業が形を変えながらも長く行われてきた結果として、最近の震災や異常気象の際のストックに役立っていると思いました

また、畑作、焼畑、木の実の採集等による食料の確保方法が興味深かったです。北上山地の地形や気候を知る良い機会になりました。

今回の講演会で学んだことは、今後の研究に活かしていくつもりです。

私は、今まで山村の生活を具体的に考えたことはありませんでしたが、今回の講演を通して、稲作に不向きな土地である北上山地での山村の仕組みと現状を知り、恩恵を与えてくれ、時に災害をも引き起こす自然とともに生活してきた素晴らしさを理解することができました。

中でも江戸の飢饉や戦後の欠配時にシタミというどんぐり等でできた保存食が役に立ったということが印象に残りました。

今後、災害など何が起こるか分からない時代にこのような山村で行われていた文化を参考にしながら対策することも可能だと思いました。

後世にもこの山村文化が受け継がれるように自分でも考えてみたいです。